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カメラレビュー vol. 12

PENTAX K-1

· カメラ

ペンタックスがデジタル一眼レフカメラの比較的初期の頃から35mmフルサイズデジタルカメラの試作機を発表していたことは前回のist DS2の回でもお話しした通り。ペンタックスは中判のイメージセンサーを搭載した645D・645Zと、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラKシリーズを中心に商品ラインアップを充実させてきました。

 

各社から続々フルサイズのイメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフが発表される中、熱烈なペンタックスファンはKシリーズのフルサイズ機の登場をずっと待ちわびていたわけです。各社フルサイズセンサー搭載機で入門機からプロ機までクラス分け出来る程機種が発表されていく中でも沈黙を守り続けたペンタックスでしたが、2016年4月、ついにペンタックスは満を持してフルサイズセンサーを搭載した新型機を発表しました。

 

そう、今回はPENTAX K-1のお話です。

最上級の性能

Pentax ペンタックス イメージ

ペンタックスのKシリーズの頂点を示す「1」ナンバー。その性能はいきなり最上級です。

 

まずイメージセンサーは35mmフルサイズの3640万画素、高感度性能はISO感度最高204800と、高画素・高感度を両立させたセンサーを搭載しました。そしてこのモンスターセンサーの性能をいかんなく発揮させるため、従来の画像処理エンジンを150%高速化させた新エンジンであるPRIME IVを新開発。いきなり新センサーに新エンジンです。

 

私の素人考えで恐縮ですが、フルサイズセンサー機を初めて発表するとなると様々な予測できないトラブルもあるかもしれないので、既存のAPS-Cセンサーをサイズアップし画像処理エンジンは既存の物を使って様子見とするのがまずは得策と思うのですが、持てる技術以上の物を作り上げたいという、ペンタックスの本気度と自信がここに見られる気がします。

ボディ

まずボディを見ますと、すぐに目に入るのは大きな三角頭。PENTAX KPも同じように見かけは三角頭でしたが中にはフラッシュが内蔵されていました。ところがK-1のこのとんがり頭にはフラッシュは内蔵されておらず、大きなペンタプリズムがそのまま内蔵されています。視野率約100%、倍率約0.7倍と非常にヌケのよい見え方のファインダーは、まさにこの大きなプリズムのおかげでしょう。

 

また、通常上部にはサブ液晶という撮影情報が簡易的に確認できる小窓が付いていて、中級機以上になるとそこそこ大きなものが付いています。ところがこのK-1には、必要最低限の情報がわかる程度の小さな液晶しか付いていません。そのかわり、第三のダイアル「スマートファンクション」が付いていて、調整したいパラメータをダイアルでダイレクトに調整することができます。

 

液晶画面について、背面液晶はタッチ式では無いのですがこれはちょっと変わっていて、光軸上で上下左右どの方向にも傾けられる仕様になっています。「フレキシブルチルト式液晶モニター」と言って、4本の伸縮アームでモニターが支えられていて、横位置だけでなく縦位置に構えた時でも上下にチルトできるんですね!ぱっと見華奢なアームですが意外としっかり作られていて、モニターを持ってブラブラさせても大丈夫なようです。解像度も高く見やすい液晶なのですが、一つ言えばやはりここはタッチ式にしてもらいたかったですね。各社のプロ機までもが今まで考えられなかったタッチ式の可動液晶を採用しているのは、やはりそれだけユーザーの要望が大きいのではないかと思います。

一番の目玉

夜空 星

このカメラもペンタックスの他のカメラ同様に5軸5段の強力なボディ内手ぶれ補正搭載ですので、その機能を応用したRRS(リアル・レゾリューション・システム)により、静物限定ですがさらに高精細な写真を撮る事が出来ます。

しかし一番の目玉は、他のカメラに無いこのカメラ唯一の「アストロトレーサー」ではないでしょうか。ペンタックスは元来、天体写真愛好家の方々からも大きな支持を受けているメーカーであり、同社のプレミアムレンズシリーズには「スターレンズ」という名称が付けられているくらいです。「アストロトレーサー」はずばり、このカメラ一台で星を追尾して綺麗な星の写真を撮ろうという機能。

仕組みはこのカメラに内蔵されたGPSセンサーが撮影地の座標を検知、ジャイロセンサーでカメラの向いている角度とカメラの傾きを計算し、長秒でシャッターを押すとその場所での星の動きを追いかけるようにカメラ内のセンサーが追尾していく・・というもの。普通に長秒で写真を撮ると、星は長い棒のような形になってしまい、短秒だと点で写るけど明るい星しか映らない。それで今までは赤道儀望遠鏡の三脚に追尾モーターを付けてカメラをセットという大掛かりな事をやっていたのですが、このカメラなら普通にカメラを空に向けるだけで満点の綺麗な星空が撮れてしまうという驚きの機能なのです。

星の撮影の話をしましたが、このペンタックスK-1はどちらかといえばアウトドアでの撮影が得意なカメラといえるでしょう。防塵・防滴のボディはもちろんのこと、-10℃での動作も保証されています。細かい部分でいえば、レンズマウント上、液晶モニター裏などに操作部を照らすLEDが付いていて、夜間にレンズ交換をする時やボタンがわからず懐中電灯で照らさなくてはならない場面で、カメラ本体の照明で確認できるのでとても便利です。

透明感と解像感のある描写

筆者も丁度昨年の今頃からしばらく、このPENTAX K-1を使用していました。FAリミテッドという、素晴らしい単焦点レンズ群と一緒に使用した時、その透明感と解像感のある描写に唖然としたものでした。手ぶれ補正やGPS搭載など、ほぼ「全部入り」のこのカメラ、あえてウィークポイントを上げるとするならば、フルサイズ用のお手軽なズームレンズが無いということでしょうか。

ペンタックスというメーカーは素晴らしい単焦点レンズを沢山リリースしているメーカーではありますが、これまでデジタルでフルサイズ機をリリースしていないので、フルサイズ対応となると昔のフイルム用しかありません。フイルムカメラ用でももちろん使用は出来るのですが、デジタルカメラの特性に合わせたレンズはAPS-Cセンサー用がメインです。当面の問題としてはフルサイズ対応の良いレンズやお手頃なズームレンズを拡充させることだと思いますが、それもきっと時間が解決してくれることでしょう。

まとめ

いよいよフルサイズ機を投入してきたペンタックス。今後は他社メーカー同様フルサイズ機のラインナップが増えて、対応レンズもそれに合わせて増えていけば良いなと思います。

Anyble コーポレート

ライター情報

ひろの ゆげのん 

Instagramページ:https://www.instagram.com/yugenonrx/

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