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カメラレビュー vol.16

SONY RX1Rm2

· カメラ

ソニーがコニカミノルタのカメラ事業を引き継いだのは2006年ですから、もう12年前の話になりますでしょうか。しかしながらソニーは、それまでカメラに関して全く作っていなかったわけでは無くて、ビデオカメラでいえば1985年よりハンディカムシリーズを、1996年よりサイバーショットというコンパクトデジタルカメラシリーズを発表し、イメージセンサーを自社で開発したり、レンズについてはカール・ツアイスのライセンスを取ったりと、どちらかといえば家電メーカーのイメージが強いソニーですが映像分野の事業においても意外と歴史がある会社だったりします。

 

2010年に可動式レフレックスミラーを排しマジックミラーのような透過式の「トランスルーセントミラー」を開発した頃から、今までのカメラの常識では考えられなかった商品がどんどん発表されていきます。コンデジに部類されるRX1もその一つ。サイバーショットシリーズ最高峰のカメラとして2012年に発表されたこのカメラは、およそ他社では考えもしなかったであろうコンデジにフルサイズセンサーを搭載してきました。当時このカメラはスペックも価格もコンデジの域を突き抜けてしまっていたのでかなり話題になり、NHKでも特集番組を放送されたほどです。

 

そして2016年、RX1Rの後継機が発表となりました。今回はSONY RX1Rm2のお話です。

驚きの価格!

RX1についてはとにかくびっくりすることが多いカメラです。初代RX1が発売された時、フルサイズのコンデジというコンセプトにまず驚き、およそ一桁間違えているんじゃない?と思える20万円を超える価格にまたびっくり。私も各メディアで報じられた目を疑うばかりの美しい作例を見てRX1とローパスレス仕様のRX1Rを使用しましたが、実際に使ってみると、もう一眼レフはいらないんじゃないかというほどの精細さと艶やかさのある写真が撮れるカメラでした。

 

しかしながら、かなり綺麗に撮れるとはいえこんな高額なコンデジは一部のマニアしか買わないんじゃないかと思ってましたし、多分ニコンやキヤノンなど老舗メーカーも、このカメラはソニーの実験的な機種であろうとの見方ではなかったかと思います。RX1、RX1Rで終わりだろうと思っていたところに後継機種RX1Rm2の発表、さらに高い40万超えの価格設定でさらにびっくりしました。実売価格は約30万円台と、ニコンのD850やキヤノンの5DMkⅣと同等の価格のコンデジ。果たしてどんなスペックか見ていきましょう。

スペック

設計用紙

まずコンデジですからレンズが最初から付いているわけですが、RX1シリーズはレンズにバリエーションが無く、今回のRX1Rm2でも初代と変わらない35mmf2.0というレンズが採用されています。このレンズはカールツアイスのSONNARというレンズなのですが、RX1系の描写の全てはこのレンズのおかげといって間違いない程の超絶レンズです。価格の内、10万円分位はこのレンズ代でしょうか?

 

そしてこのレンズの後玉はイメージセンサーとわずか数ミリの隙間で設置されているということです。一眼レフはもちろん、ミラーレスでもイメージセンサーにぶつかるスレスレのレンズなんてまず搭載できないですよね。レンズ一体式のコンデジだから出来るこの設計、これによりフルサイズ用の明るい35mmレンズを採用しながらもコンパクトに収められています。

 

ただレンズの重量はありますので、カメラ本体はコンパクトながらずっしりとした重みがあり、ひんやりするメタルボディと相まって持った時の高級感は昔の高級一眼レフにひけをとらないほどです。尚このレンズ、通常は35mmの広角寄りな標準レンズですが、レンズの設定リングを回すことで光学マクロで接写も可能となります。

 

また、イメージセンサーについてはRX1Rm2になって画素数が一気に上がり4240万画素となりました。RX1とRX1Rの違いはローパスの有る・無しでありましたが、このモデルではR表記はあるもののローパスは設定で有り・無しを設定することが出来ます。画像処理エンジンについてはBIONZ Xを採用していますので、心臓部分は同社の一眼レフα99Ⅱやミラーレス一眼のα7RⅢと同等の性能です。

 

AFエリアは先代の25点コントラストAFのみから、399点の像面位相差も加わりファストハイブリッドAFを実現しました。先代で唯一不満だったのがAFの遅さだったので、ソニーのミラーレスで培ったファストハイブリッドAF技術が搭載されたことでこの不満点も解消されました。このレンズにこのセンサーと画像処理エンジンと思えばこの価格も納得いくものかもしれませんね。

ボディー

壁 ペイント

カメラの大きさ自体は先代と変わらないのですが、機能面では大きく変わったポイントがいくつかあります。まず先代で採用されていた内臓フラッシュが無くなり、その代わりにポップアップ式0.39型236万ドットの電子ビューファインダーが採用されました。

先代ではファインダーを使うとなると、ホットシューに取り付けるタイプの別売電子ビューファインダーを使うしかなかったのですが、装着してちょんまげのようなスタイルは後付け感が強く、せっかくの特徴であるコンパクトさをスポイルしてしまうものでした。使いたい時にボタン一つでせり上がる電子式ビューファインダーを内蔵したことで、コンパクトスタイルを維持したまま使い勝手がよくなっています。

また、液晶モニターは固定式だったものがチルト式に変更されました。花マクロなどを撮ろうと思った場合、固定式だと花の位置によってはおおよそでフレーミングして何枚もシャッターを切り、その中からベストショットをチョイスするしかなかったのですが、高い位置、低い位置でモニターを見ながら確実に撮れるようになったのは大きな進化です。

もうひとつ欲を言えば、モニターはタッチ式であれば更に良かったですね。コンデジの場合はさっと出してさっと取れるというのが特徴ですので、せっかくAFも早くなったところですからタッチシャッターがあれば言う事無し。これは次期モデルで確実に採用されると信じています。

まとめ

高級コンデジと呼ばれるジャンルでも、他の追随を許さない突き抜けた性能を誇るRX1Rm2。このカメラは交換できない単焦点レンズを箱に付けただけの、大昔の初期のカメラを現代に正統進化させるとこうなった・・・というカメラだと思います。光学ズームの効かない単焦点レンズだからこそ、レンズ交換できないコンデジ仕様だからこそ出来た高画質がこのカメラにはあります。

そして後継機が発表された背景には、その潔さと高画質に惹かれ、初代を愛したカメラファンがとても多かったからに他ならないと思います。このカメラは間違いなくカメラ史に残る名機になるでしょう。

ライター情報

ひろの ゆげのん 

Instagramページ:https://www.instagram.com/yugenonrx/

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