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カメラレビュー vol.35

SONY α99Ⅱ

· カメラ

オートフォーカス式レンズなどカメラ界で画期的なシステムを開発し、銀塩時代にαシリーズとして魅力的なカメラを発表していたミノルタ。

そのミノルタがカメラ事業から撤退し、その後を引き継いだのがSONYです。

αシリーズといえば今ではSONYのミラーレスカメラの代名詞ともなっていますが、忘れてはいけません。

SONYはミラーレスだけでなく一眼レフカメラも作っているのです。

SONYはミノルタから事業を引き継いですぐは普通にミラーがパタパタと稼働する一眼レフカメラを作っていました。

しかし2010年、SONYはトランスルーセントミラーテクノロジーの一眼レフ、α55を発表します。

トランスルーセントミラーテクノロジーとは、一眼レフカメラのレフレックスミラーがマジックミラーのような「光を通しながら反射する」ミラーで、つまりはミラーを動かさず固定できるのでシャッターを切った際の振動を抑えることが出来、高速連写もメカの負担が軽減されるのというメリットがあります。

そのトランスルーセントミラーテクノロジーを採用したSONYのフラッグシップモデル、今回はα99Ⅱのお話です。

まずはこのカメラの外観。

(著作権者:L501xx ,ライセンス:CC BY-SA 4.0, 出典元:リンク

大きさは約142.6 x 104.2 x 76.1mm、バッテリーを抜いた形での重さが約770g。

ペンタ部から肩までゆるやかなカーブを描く丸みを帯びたボディは、フルサイズ一眼レフらしく肉厚でどっしりした感じのデザインです。

レンズマウントは古くミノルタ時代から引き継がれたAマウント。ミラーレスのEマウントやFEマウントと違ってフランジバックが長いタイプのマウントになります。

ミノルタは実は名レンズが多く、アダプターを介さずとも直接使えるところが良いですね。

背面の操作パネル部について、十字キーでは無くジョイスティック型のマルチセレクターを搭載し、ファインダーを覗きながらの操作も容易。

液晶モニターは3軸チルト式、ファインダーはトランスルーセントミラー機ですのでEVFとなり、その画素数は約235万ドットと高精細で見やすくなっています。

残念なのは液晶モニターがタッチ式で無いところ。

写真を撮るにも見るにも便利なタッチ式の液晶は次世代モデルでは是非搭載してほしい所です。

メモリーは、SDカードとメモリースティックDuoに対応したデュアルスロットとなっていて、RAW+JPEGとか同時記録などさまざまな記録方法が選択できます。

ボディ内手ぶれ補正はイメージセンサーシフト方式5軸補正で、その効果は4.5段分。

ミラーレスのαシリーズ同様に強力な手ぶれ補正機能を有しています。

あとは今時のカメラらしく、WifiやNFC対応になりました。wifi経由での写真のやり取りなどが楽に行えますね。

SONY α99Ⅱ イメージセンサー イメージ 

スペックのお話ですが、イメージセンサーは4240万画素のフルサイズセンサー、画像処理エンジンはBIONZ Xを採用しています。

ISOは常用100-25600、拡張でISO50-102400まで使えるようになります。

最近のフルサイズカメラ同様の高画素でありながら高感度も使える仕様ですね。

オートフォーカスは測距点が79点、15点のクロス測距の専用位相差AFと399点の像面位相差AFのハイブリッドAF。

2つの位相差AFによりオートフォーカスの精度やスピードが先代のα99と比較してかなり向上しています。

またEV-4でのAFが可能と、暗所でのオートフォーカスも強い仕様です。

SONY α99Ⅱ

(著作権者:Morio,ライセンス:CC BY-SA 3.0, 出典元:リンク

そもそものAFの測距点ですが、ミラーレスのように隅々までとはいかなくとも一般的な一眼レフの測距点に比べファインダー内に広く配置されています。

いくら測距点が多くともファインダー中心部に集まっているだけでは意味が無いので、この測距点の散らばり方には好感が持てます。

連写性能はAF・AE追従で12コマ/秒とトランスルーセントテクノロジーのおかげでミラーの上下運動とシャッターをシンクロさせる必要が無くなったため、他社プロモデルに匹敵するスピードでの連写が可能になっています。

また、ライブビューでの撮影時もAF・AE追従で8コマ/秒という高速撮影ができますので被写体を目で追いながらでの撮影もストレスなく行えます。

最近のカメラニュースで話題となっているのはフルサイズミラーレスばかりですが、一眼レフには一眼レフの良さがあります。

SONYも現在ミラーレス一眼のほうに力を入れているイメージではありますが、このカメラを見る限り従来からの一眼レフも力を抜かず素晴らしいカメラを作っていますね。

今までミノルタからSONYのAマウント機を使用してきて、今後Eマウントのミラーレス機に移行を考えておられる方がいたら、一度本機を触っていただきたいと思います。

Aマウントのレンズ資産をそのまま生かす事が出来、肉厚のグリップの持ち心地やキレのいいシャッターサウンド、このあたりはミラーレスでは味わえないものです。

一眼レフでも機能はミラーレス一眼に近い本機。SONYの一眼レフはまだまだ元気です。

ライター情報

ひろの ゆげのん 

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