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カメラレビュー vol.4

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ

· カメラ

APS-Cでもない。フルサイズでもない。

 

1インチとAPS-Cの中間のセンサーサイズであるフォーサーズセンサーを採用したオリンパスは、ミラーレスカメラのさきがけです。デジタル一眼レフカメラのEシリーズを主力としながらミラーレスカメラのPEN(ペン)シリーズを発表。当時はコンパクトデジタルカメラのレンズが交換できるカメラ位の印象でありましたが、このカメラにはコンパクトであるということだけではなく、ユーザーは別の有用性を見つけ出しました。ミラーボックスが無い為フランジバックを短くする事ができ、その為にマウントアダプターを使えば往年の名レンズをデジタルで使用できるという事。少しレトロな本体と昔のレンズはデザインの相性もぴったりで、この「オールドレンズ遊び」は一大ブームを巻き起こしました。

 

その後オリンパスは一眼レフからミラーレスへと主力をシフトし、昔の一眼レフタイプのボディを持ったOM-Dシリーズを発表。今回はそのOM-Dシリーズのフラッグシップモデル、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡのお話です。

イメージセンサー

冒頭で書きました通り、オリンパスのミラーレスカメラはフォーサーズという規格のイメージセンサーを採用してます。そして、フォーサーズセンサーを搭載したミラーレスカメラのマウントをM(マイクロ)フォーサーズマウントと呼んでいます。これはよく勘違いされる話ですが、Mフォーサーズというのはフォーサーズセンサーがさらに小さくなったというわけでは無く、ミラーレスでフランジバックが短くなり、フォーサーズセンサーを使用するにしても、レンズを専用設計にしなくてはならなくなった為に出来た、いわゆる新マウントの名称なんですね。それまでのフォーサーズマウントのレンズも専用アダプターを介することでMフォーサーズマウントのカメラに装着する事が出来るようになってます。

小型モデル

ミラーレスカメラの特徴といえばその大きさ。鏡が無い分本体の大きさを小さくできるのですが、Mフォーサーズはそのセンサーサイズの小ささからレンズも小型化する事が出来ます。

 

例えば、フルサイズのカメラ用で通称「ロクヨン」などと言われている600mmf4のレンズであれば、さながら大バズーカー砲のよう筐体。三脚を使わなければとても使えない大きさで、お値段も百万円近かったりします。ところがMフォーサーズになると300mmf4で500mmペットボトル位の大きさ。フォーサーズは35mmでセンサーサイズを換算すると2倍ですから、焦点距離は同じく600mmとなります。600mmを手持ちで気軽に使えるというのはネイチャー写真家にとっては大きな魅力であると思います。

 

また、このE-M1 MarkⅡはフラッグシップモデルだけあって防塵・防滴・マイナス10度までの使用保証に加え強力な手振れ補正機能が備わっています。ソニーやペンタックスもボディ内手振れ補正機能を搭載してますが、このカメラはセンサーサイズが小さい分補正のコントロールがしやすい為か、かなりの効き具合です。レンズ内手振れ補正が付いた対応レンズを付ければなんと6.5段分の手振れ補正効果があり、手持ちで数秒開けて撮ってもブレなかったという話もある位、現状最強の手振れ補正機能搭載のカメラと言えるのではないでしょうか。

強力なオートフォーカス

カメラ フォーカス

オートフォーカス性能も強力です。像面位相差の121点オールクロスセンサーで、シングルAF時はコントラストAFとのハイブリッドAFとなり瞬時にピントを合掌。さらに連写機能もAF/AE追従で電子シャッターなら秒間18コマという強力なものとなってます。AF/AE固定だとさらに秒間60コマの連写ということで、これはまるで60フレームの動画のような世界ですね。いくら連写機能が凄くてもバッファはどうなの?というところですが、AF/AE追従で電子シャッターならRAW77コマ・JPEG105コマ、AF/AE固定だとRAW48コマ・JPEG48コマです。AF/AE固定のほうが枚数撮れないのは、秒間60コマというスピードでの記録となるので、バッファからカードへの書き込みスピードがさすがに追いつかず、バッファフルになってしまう時間が短くなってしまうからだと推測されます。

 

動体についての撮影性能の高さに加え、静物撮影についてはE-M5 MarkⅡからお馴染みのハイレゾリューションショットモードを搭載しています。本体手ブレ補正機能を使って、0.5ピクセル単位でセンサーを動かし8枚の写真を撮って合成、50万画素クラスの写真を作ってしまおうというこのモード、三脚必須で動かない物にしか使えないと制約はありますが、センサーサイズをはるかに超えたハイクラスの解像感を持った写真が撮れます。また、商用でも商品撮影に使える深度合成モードも装備。深度合成は通常、フォーカス位置を変えながら数枚写真を撮ってフォトショップなどで合成することにより手前から奥まで綺麗にピントがあった写真を作る技術ですが、これが本体内で出来てしまいます。この手軽さは商品写真を撮られている方にも非常に利便性の高いシステムだと思います。

まとめ

基本性能が高く、付加機能も多いこのカメラ。カメラグランプリ2017で大賞とあなたが選ぶベストカメラ賞を受賞しました。全方向に万能であるが故に人気もかなり高く、ライバルメーカーの新カメラが続々発表されてもこのカメラの市場価格も高止まりしたままの状況です。コンパクトな上に画質・性能が良いため、フルサイズやAPS-Cセンサー搭載機からの乗り換え需要も結構あるようで。この人気はしばらく続きそうですね。

 

少し前まで、フォーサーズを含むセンサーサイズの小さいカメラはダイナミックレンジが狭くボケにくいという認識が一般的でした。しかしながら高性能センサーの開発に加え高性能レンズシリーズの拡充により、現在は大きなセンサーサイズのカメラシステムと遜色無くボケが綺麗だったり高画質だったりという写真が撮れるようになったのではないかと思います。加えてシステムのコンパクトさ。持ち出し・持ち歩きを気軽に行える事により自ずと撮影機会も増えますので、物理的なコンパクトさというメリットは計り知れないものがあると思います。OM-D E-M1 MarkⅡはカメラ界の「小さな巨人」といえるでしょう。

Anyble カメラ レビュー

ライター情報

ひろの ゆげのん 

Instagramページ:https://www.instagram.com/yugenonrx/

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