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カメラレビュー vol. 9

SONY α7RⅢ

· カメラ

オリンパスがミラーレス一眼という分野でPENシリーズを発表した時、カメラの世界に大きな革新が起こる予感がしました。フイルムがメモリーカードとなり写真はデータでやりとりされる時代なのに、一眼レフカメラの機構としては依然として従来のフイルム式カメラの仕組みを踏襲し、レンズより入った光をミラーで反射させ光学式のファインダーでピントを合わせるというスタイルが主流。ビデオカメラなどではもっと以前よりEVF(エレクトリック・ビュー・ファインダー)があたりまえに装備され、ビデオカメラに出来ることがなぜカメラに出来ないのだろうと不思議に思っていました。

 

そこにミラーを廃したミラーレス一眼と呼ばれるカメラが登場、SONYもNEXシリーズというAPS-Cサイズセンサーを搭載したミラーレス機を発表しました。その後NEXシリーズはαシリーズに統合され、現在はα一桁はフルサイズミラーレス一眼、α二桁はトランスルーセント式一眼レフ、α四桁はAPS-Cサイズミラーレス一眼というラインアップになっています。ミラーレス一眼でフルサイズセンサーを搭載しているのはSONYだけ。そのフルサイズα一桁にはα9というフラッグシップモデルがありますが、もうひとつのフラッグシップと言ってよいのではないかと思われるカメラが2017年の10月に発表されました。今回はSONY α7RⅢのお話です。

イメージセンサー

プロセッサー

まずこのカメラ、なんといってもお話はイメージセンサーからでしょう。α7にはその機種の特徴ごとに通常機の無印、高画素機のR、高感度機のSがあり、このα7RⅢはRが付いているので高画素機となっています。そのセンサーは有効約4240万画素の裏面照射型CMOSセンサーで、SONYのカメラ史上最も多い画素数となっています。

 

裏面照射型というのは、通常イメージセンサーのマイクロレンズの裏にはアルミニウムの配線層があって、その下に受光面(フォトダイオード)があるのですが、裏面照射型センサーはマイクロレンズの下にすぐフォトダイオードが配置されていて、高感度に強くなるとされています。実際、常用ISO感度は最高で32000、拡張でなんと102400まで。高画素機と思えない高感度性能ですね。そして4240万画素という膨大な画像データを処理するのは新世代の画像処理エンジンBIONZ X。処理能力は従来比で約1.8倍という高速な処理ができる新プロセッサーです。

 

この処理能力のおかげで最高約10コマ/秒のAF追従連写が可能となっています。4240万画素のフルサイズセンサーでこれは凄いことですね。約76枚連写が可能とバッファも十分です。また、電子シャッターを使用したサイレント撮影でも同じく約10コマ/秒を実現しています。AFについては399点像面位相差センサーと425点のコントラストAFのハイブリッド。高画素でありながら動きものにも強いカメラと言えますね。

ボディ内手振れ補正

SONYのカメラのもう一つの特徴、ボディ内手ブレ補正は光学式5軸で約5.5段分の効果を発揮します。高画素機ですから手ブレはシビア。しかしながら5軸手振れ補正によりあらゆる角度に対するブレに対応できます。このボディ内手ブレ補正はかなり強力でそれだけでもかなり魅力なのですが、もっと魅力的な機能が搭載されました。

 

ボディ内手ブレ補正と聞いてもしや・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。そうなんです、SONYもやりました。ボディ内手ブレ補正機構を利用してセンサーを微妙にずらして数枚写真を撮影し合成させ解像感を高めるという、オリンパスでいうハイレゾショット、ペンタックスのリアル・レゾリューション・システム、そしてSONYはピクセルシフトマルチ撮影といいます。ペンタックスと同じく画素をずらして4枚の写真を撮影し合成するのですが、元々が4240万画素と高画素なのでなんと約1億6960万画素級の解像感が得られます。他社同様、静物のみ三脚必須の撮影となりますがこの解像感は他では得られないものがあります。

オールドレンズ遊び

話は変わりますが、私が思うミラーレス一眼の面白さはやはりオールドレンズ遊びにあると思います。オリンパスがPENシリーズを発表したとき、そのフランジバックの短さを利用し各種マウントアダプターが発売され、かつての名レンズや珍レンズが復活しました。

 

レンズを付けられる以上の利点は、ミラーレス一眼であるが故のEVF。オールドレンズはオートフォーカスでなくマニュアルフォーカスのレンズがほとんどで、マニュアルでピントを合わせる際にEVFだとピント拡大機能でバッチリピントを合わせることができるんですね。

 

かつて私もキヤノンの初代EOS5Dにヤシコンのツアイス85mmf1.4という名レンズを付けて撮影を楽しんでいた時期がありました。このレンズ、絞り開放で被写界深度が紙のように薄くなるので、手持ち撮影の際はほんの数ミリでも手元がずれるとジャスピンの写真が撮れません。しかも初代5DはOVFでライブビューも無く、拡大表示など出来ないのでホームランか空振りかみたいな撮影になってました。

 

これはこれで面白いのですが、やはりミラーレス、特にSONYのフルサイズミラーレス一眼はレンズの本当の味を味わえるフルサイズセンサーでありながらミラーレスなのでファインダーでピント拡大が出来、しかも手ブレ補正が本体に内蔵されているというオールドレンズを遊びつくすのにこれ以上ない仕様ですね。このカメラにツアイスやライカ、フォクトレンダーなどのレンズを付けたら、写りもさることながらその姿にワクワクが止まらないかもしれません。

SONYにも目が離せない!

SONYはキヤノン、ニコンというカメラ二大巨頭に対し真っ向から戦いを挑んでいるメーカーに感じます。ミラーレス一眼が出た時、キヤノンもニコンもミラーレスは作らないと言っていました。ところがミラーレスが一般に認知され、一つの大きなマーケットになった時に両巨頭も無視していられなくなったのだと思います。

 

ニコンはニコン1(ワン)を発表し、キヤノンはEOS Mシリーズを発表しました。このミラーレスという分野を大きく育てたのはもちろんオリンパスやパナソニックなどの努力もありますが、APS-C、フルサイズセンサーをミラーレス一眼に投入したSONYの功績はかなり大きなものだと思ってます。一眼レフと変わらない描写力と併せてピント拡大や電子シャッターによる無音撮影、コンパクトで軽いボディ等のメリットがあり、今まで一眼レフを使用してきた方々もミラーレスを検討する機会ができました。これからのSONYにも目が離せませんね。

Anyble カメラ レビュー

ライター情報

ひろの ゆげのん 

Instagramページ:https://www.instagram.com/yugenonrx/

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